NPO法人産学連携推進機構

セミナー情報

Seminar Overview

　ご好評につき満席となりましたので申込みを締切らせていただきました。どうもありがとうございました。　　

テーマ

「細胞農業イノベーションの可能性　～　大規模細胞培養は食糧問題を救うだけじゃない！　～」

講師

羽生 雄毅氏（インテグリカルチャー株式会社 CEO）

日時

開催日時：2018年9月12日(水) 18:30 ～21:30
タイムテーブル：

会場

セミナー：秋葉原ダイビル５階　カンファレンスフロア 5C会議室
懇親会　：同ビル５階　産学交流ゾーン

概要

　AICOS2018第5回は、「細胞農業」という新たな概念を起点にして、先端生命科学が食糧問題をはじめとして、人々の生活や社会、産業の未来にどのような新たな価値の提供・イノベーションをもたらしうるのか、それについて考えます。

　ICTと同様に、またICTと連動しながら、バイオサイエンスは急激に進展しています。中でも、iPS細胞等の幹細胞を起点にした再生医療については多くの期待が寄せられています。また、CRISPR/Cas9 （クリスパーキャスナイン）をはじめとした「ゲノム編集」関連技術も次々に開発されており、その効用と不安の両面、すなわち功罪が論じられるようになってきています。

　それらの先端的な生命科学の中で、特に実用面で注目を集めているのが「細胞農業」です。再生医療と同根ともいえる技術を食糧生産に活用した、いわば「学術ツイン」あるいは再生医療技術の「デュアルユース」といっても良いかもしれません。誤解を怖れずに平たく言えば、「牛の細胞を大量に増殖してステーキにする」といった技術です。これが安全・簡単にできるようになったら、従来の畜産業・食糧産業に革命がおきるでしょう。

　畜産業は大量の土地や水、さらに多くの穀物を必要とします。また家畜が発生させる温室効果ガスも多大です。さらに人畜感染症問題も孕んでいます。これらに対処できる可能性が「細胞農業」にあるように見えます。つまり、食糧危機を救う手立ての一つとして、この「細胞農業」には多くの期待がされているのです。（1980年代に45億人だった地球人口は今や75億人を超えており、2050年には96億人になると国連は予測しています。）

　もちろん、その安全面、倫理的側面についての議論が十二分になされる必要であることは言うまでもありません。

　そこでゲスト講師として、日本の「細胞農業」をリードする羽生雄毅氏（インテグリカルチャー(株) CEO）をお招きします。筋肉細胞をはじめ多様な細胞を、従来の1/10000の価格で培養可能にする汎用大規模細胞培養システム”Culnet System”の開発を行っている同社の挑戦についてご紹介いただくと共に、純肉(クリーンミート)をはじめとするカスタマイズ可能で汚染フリーなコスメ・サプリ用の有用成分や食品展開の可能性についてもお話をしていただく予定です。

　後半は、いつものとおり、ゲスト講師と妹尾堅一郎AICOS校長役とのトークセッションです。この「細胞農業」のイノベーション、特に畜産業・食糧産業だけではない多くの産業へのインパクトの可能性について議論をしたいと考えております。

　さらに、いつものとおり参加者の意見交換・懇親会もあります。イノベーション交流の場として、是非ご活用ください。

参加費

セミナー　　　　：3200円／人（税込）
意見交換・懇親会：1000円／人（税込）
イベントレジストでの事前決済制となっております。当日受付での現金払い、請求書によるお振込み等は対応致しておりません。申込手続きの変更でご不便をおかけしますが、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
当日受付でのお申込みでは、御参加いただくことはできません。
領収書は、チケットの購入後、「マイチケット」ページ に “領収書データ表示” という ボタンが表示されますので、そちらから領収書データを表示し、必要に応じて印刷をしてください 。

キャンセルポリシー

お申込後のキャンセルは、必ず実施日の2営業日前（9/10(月)）13:00までにAICOS事務局へメールでご連絡ください
Email： aicos（アット）nposangaku.org
お手数ですが（アット）を＠に変更してご連絡ください。
上記の期日までにご連絡なく欠席された場合は、返金致しかねますのでご了承ください。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
イベントレジストへの新規会員登録、領収書発行等に関するFAQは、こちらをご覧ください。

その他注意事項

主催・協力等

主催・運営：NPO 法人産学連携推進機構
共催　　　：ダイビル株式会社

事務局

NPO法人産学連携推進機構　AICOS事務局
担当：森川秀樹　 e-mail： aicos（アット）nposangaku.org
お手数ですが（アット）を＠に変更してご連絡ください。